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2020年9月29日、日本教育会館にて、新型コロナウィルス(COVID-19)感染を避けて、4月から延期としていた表彰式・懇親会を執り行ないました。図書館サポートフォーラム賞表彰式では、矢野陽子氏、鳥海恵司氏、林淑姫氏の皆様に受賞のおことばをいただきました
当日のスピーチ、写真などについては、下記ページにアップしてありますのでご覧下さい。
2019年4月23日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2018年度の報告と、2019年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、太田浩市氏〔当日所用のため、松廣睦氏(八王子市川口図書館/「千人塾」前担当者)が代理出席〕、川村敬一氏の皆様に受賞のおことばをいただきました
当日のスピーチ、写真などについては、下記ページにアップしてありますのでご覧下さい。
なお受賞関連について下記媒体でも取り上げられておりますので、機会があればぜひご覧下さい。
2018年4月23日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2017年度の報告と、2018年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、奥泉和久氏、小山騰氏〔海外在住のため、著書を刊行された勉誠出版の方に受け取っていただきました〕、公益財団法人大宅壮一文庫〔大宅映子氏 同理事長〕、特別賞として前園主計氏に受賞のおことばをいただきました。
当日のスピーチ、写真などについては、下記ページにアップしてありますのでご覧下さい。
なお受賞関連について下記媒体でも取り上げられておりますので、機会があればぜひご覧下さい。
2017年4月17日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2016年度の報告と、2017年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、銀鱗文庫〔粟竹俊夫氏「築地魚市場銀鱗会」理事長。所用のため、文庫担当者・同会事務局長の福地享子氏は欠席〕、公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター〔茂原暢氏 同センター長〕、雪嶋宏一氏、渡辺美好氏の皆様に受賞のおことばをいただきました。
当日のスピーチ、写真などについては、下記ページにアップしてありますのでご覧下さい。
なお受賞関連について下記媒体でも取り上げられておりますので、機会があればぜひご覧下さい。
2016年4月18日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2015年度の報告と、2016年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、埼玉県立久喜図書館〔及川孝之館長〕、田川浩之氏〔所用のため、創業時から関わっておられる第3回LSF賞受賞者の深井人詩氏に代理出席して頂きました〕、手代木俊一氏の皆様に受賞のおことばをいただきました。
当日のスピーチ、写真などについては、下記ページにアップしてありますのでご覧下さい。
なお受賞関連について下記媒体でも取り上げられておりますので、機会があればぜひご覧下さい。
2015年4月20日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2014年度の報告と、2015年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、漆原宏氏、小川千代子、戸塚隆哉氏の皆様に受賞のおことばをいただきました。
なお当日のスピーチ、写真などについては、下記ページにアップしてありますのでご覧下さい。
師走を感じさせない心地よい陽光が降り注ぐ中、14名が参加しました。
同館は、1933年(昭和8年)に旧皇族朝香宮の邸宅として建てられた建物を1983(昭和58)年に美術館として公開したもので、1910~30年代にかけてヨーロッパを席巻した「アール・デコ様式」を日本で初めて取り入れた建物で知られており、東京都の有形文化財にも指定されている美術館です。3年間にわたる大規模改修を終え、11月22日にリニューアルオープンしました。
当日はこの改修工事の内容を紹介する展覧会と現代美術作家の内藤礼さんの個展を中心に拝見しました。
見学会を受け入れて下さった岡部副館長には深く御礼申し上げます。
2014年4月21日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2013年度の報告と、2014年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、栗田明子氏、堀内佳美氏〔タイ在住のため、同氏が代表を務める「アークどこでも本読み隊」のブログ運営などでサポートをされている岡村亜矢子氏に代理出席して頂きました〕、太田泰弘氏の皆様に受賞のおことばをいただきました。
当日の写真については、こちらにアップしてありますのでご覧下さい。
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/album.html
なお受賞関連について下記媒体でも取り上げられておりますので、機会があればぜひご覧下さい。
寒気冴えかえる如月の中、14名が参加しました。
同館は、伝統ある「旧・都立日比谷図書館」の図書館サービスを継承・発展させ、更に「千代田区立四番町歴史民俗資料館」の機能を移行し、千代田区の特性を踏まえた新しい文化施設として2011年11月に改称・リニューアルオープンした図書館です。
図書館の他にふたつのミュージアムや、日比谷カレッジ、特別研究室、ホール・会議室等を備えており、2013年10月にはその意欲的な試みが評価され「Library of the Year 2013 優秀賞」を受賞されるなど、図書館機能とミュージアム機能、学習・交流機能を融合した文化施設として、関係者内外から大いに注目を集めています。
当日は上記の各エリアに加えて、集密書庫や内田嘉吉氏の蔵書も拝見させていただきました。日比谷という立地の優位さはあるにせよ、図書館が潜在的に持つポテンシャルを様々な形で提示しようという試みを、随所に感じました。
見学会を受け入れて下さった加藤様ほか図書館スタッフの皆様には深く御礼申し上げます。
落ち葉散り始めた晩秋の中、11名が参加しました。
同館は、延床面積約19,000平方メートル、収蔵可能冊数200万冊、閲覧席数1,520席を誇る、国内の大学でも屈指の大規模図書館として2012年11月に開館した図書館です。
従来池袋キャンパスにあった4つの図書館の所蔵資料を集約し、利便性の向上を図るとともに、グループワークの専用スペースを設けるなど、学習を支援する充実した設備を備えた滞在型の図書館として、関係者内外から大いに注目を集めています。
地下1階から3階までの吹き抜けに設置されたガラス張りのエレベーターは、各フロアを一望でき、ロイドホールを繋ぐ地下1階の大通路の開放感は圧巻でした。
当日は休講日だったにもかかわらず、学習席はほぼ満杯でした(後日お聞きしたところ、3000名近い学生が来館していたとのこと)。学生達の熱心さに感心すると同時に、デザイン性だけでなく、図書館の基本機能そのものが優れていることが改めてよく分かりました。
見学会を受け入れて下さった小圷(こあくつ)課長、案内をしていただいた小泉課長ほか図書館スタッフの皆様には深く御礼申し上げます。
強風が吹く皐月の中、12名が参加しました。
同館は明治大学創立130周年記念事業の一環として、和泉キャンパスのシンボルとなる「入ってみたくなる図書館」を目指し建設され、2012年5月1日に開館した図書館です。
従来の教育・研究・学習という基本的な用途に加え、「人と人・人と情報を結ぶ“架け橋(リエゾン)”」をコンセプトに「交流」という新しい機能をもった大学図書館として、関係者内外から大いに注目を集めています。
電子新聞やデジタルサイネージなどの最新設備に加えて、グループ閲覧室も満杯状態で盛んに学生達がディスカッションを行うなど、評判に違わぬ従来の大学図書館からイメージされるものとは異なる使い勝手の良い図書館でした。
見学会を受け入れて下さった坂口事務長ほか図書館スタッフの皆様には深く御礼申し上げます。
2013年4月22日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2012年度の報告と、2013年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、岩瀬文庫ボランティア〔代表:佐野三樹雄氏、幹事:天野進氏、日高晃氏〕、谷合佳代子氏の皆様に受賞のおことばをいただきました。
当日の写真については、こちらにアップしてありますのでご覧下さい。 http://www.nichigai.co.jp/lib_support/album.html
また下記サイトにも掲載記事が出ております。
厳しい寒さにも関わらず、13名が参加しました。
同館は三菱財閥の二代目・岩崎彌之助が収集した日本や中国の貴重な古典籍を保存し、研究者に公開することを目的として、彌之助の嫡男で、四代目の岩崎小彌太によって建てられた専門図書館・美術館です。
まず文庫の方で、司書の成澤様から同館の沿革について説明を受け、所蔵している貴重書を何点か拝見させていただきました。重文「徒然草」の実物を間近にして、感動のあまり手を合わせている参加者もおりました。
続いて美術館の方に移動し、当日開催中の特別展『曜変・油滴天目 茶道具名品展』を学芸員の解説と合わせて拝見し、名高い国宝「稲葉天目」をはじめとした、同館所蔵品の素晴らしさに陶然となりました。
過去に見学に伺った「三菱史料館」「東洋文庫」と、三菱財閥に連なる一連のアーカイブの見学会のトリに相応しい場所でした。
見学会を受け入れて下さった司書の成澤様ほか静嘉堂文庫の皆様には深く御礼申し上げます。
清清しい秋空の中、14名が参加しました。
同館は三菱第3代当主・岩崎久彌が設立した、東洋学分野での日本最古・最大かつ世界でも五指に入る研究図書館です。
最初に図書課長の會谷様から、同館の設立経緯や事業内容、所蔵資料について説明を受けました。
続いて閉架書庫に移り、所蔵されている貴重資料を拝見しました。和本の色彩の美しさ、幕末期の地図など、素晴らしい内容に興奮を抑えられない参加者から次々と質問が投げかけられました。私も小学生の頃に荒俣宏さんの博物学に関する本を読み込んだ世代なので、実に楽しい一時でした。
続いて併設されている東洋文庫ミュージアムを拝見しました。こちらは2011年秋のリニューアル時に広く一般の東洋学への興味を喚起することを目的として造られた施設です。「アヘン戦争図」や「解体新書」など、教科書でおなじみの展示品に多くの見学者の方が見入っていました。同館の正面が、江戸の二大庭園として名高い「六義園」というロケーションと相まって、うまく目論見を果たしているなと感じました。
見学会を受け入れて下さり全体のコーディネートをしていただいた普及展示部の岡崎様、貴重な資料の解説をしていただいた図書課長の會谷様ほか東洋文庫の皆様には深く御礼申し上げます。
新緑の穏やかな皐月の中、14名が参加しました。
まず当初の目的地である講談社野間記念館に伺いました。同館は講談社創業90周年事業の一環として 2000年4月に設立された美術館です。
特別展『川合玉堂と東京画壇の画家たち展』から、講談社創業者・野間清治が収集した「野間コレクション」など多くの絵画作品を鑑賞しました。
思ったよりも早く見学が終わってしまい、もっと見たいという声が上がったので、同館から200メートルほど離れた場所にある永青文庫にも急遽伺いました。
こちらは昭和25年(1950)、肥後細川家の第16代当主・細川護立によって設立された日本・東洋の古美術を中心とした美術館で、旧熊本藩主細川家伝来の国宝・重要文化財をふくむ 6,000点の美術工芸品、48,000点もの歴史文書を収蔵しています。
突然の訪問にもかかわらず、同館学芸員の石井窓呂さんに詳しい説明をしていただくことができました。熊本大学や慶応義塾大学などに寄託するなど、熱心な展示、研究を行われているそうです。
たっぷり見学した後は、明治の元勲である山縣有朋の屋敷跡としても名高い椿山荘の庭園(ホテル私有地ですが無料一般公開中)の紫陽花を観賞しつつ、帰路につきました。
神田川と目白坂に挟まれたほんの1km四方の一角に、古き江戸の見所が満載です。絶好の散歩コースですので、お時間があれば、皆様ぜひお立ち寄り下さい。
2012年4月9日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2011年度の報告と、2012年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、稲葉洋子氏、金沢幾子氏、奥出麻里氏の皆様に受賞のおことばをいただきました。
第3回(2011年)の図書館サポートフォーラム賞を受賞したこともある「図書館とともだち・鎌倉(愛称TOTOMO)」の中心メンバーとして活動されている阿曾千代子さん、黒瀬聖子さんのお二人を囲み、第9回の卓話会を開催しました。
1923年に開館した鎌倉市図書館が、2011年7月に創立百周年を迎えるにあたり、図書館友の会である「図書館とともだち・鎌倉」がどのように取り組んできたのか。
という3つの項目を中心にご報告いただきました。
他の自治体の図書館友の会で活動されている方もわざわざ参加され市民活動と図書館との関わり方について、質問の絶えない活発な卓話会となりました。参加14名。
花王株式会社 企業文化情報部で社史の編纂などをご担当され、企業史料協議会でも精力的に活動されている上田和夫さんを囲み、第8回の卓話会を開催しました。
1981年に発足した企業史料協議会は企業アーカイブズ組織を対象とした日本で初めての団体としてスタートし、2011年に30周年を迎えたにもかかわらず、機関会員数は1990年をピークとして激減している状況について詳しく説明していただきました。
設立OBの方も多く参加され、日本でアーカイブズ活動がなぜ根付かないのか、また今後の方策についての提言など、世代を超えた発言の絶えない活発な卓話会となりました。参加12名。
穏やかな秋空の中、遠方にも関わらず8名が参加しました。
同館は2010年11月に誕生した、日本で初めてかつ世界でもまれなリアリズム(写実主義)絵画の専門美術館です。
当日は特別展『時を超えて―静物と風景画展』を中心に、500メートルにも及ぶ長い回廊型のギャラリーに展示されていた絵画作品を鑑賞しました。
写実主義絵画というものに、ほとんど予備知識が無かったですが、間近で作品を見ることで初めて分かる迫力に満ちていました。とくに描画力の精密さは、写真とは異なる意味で強いリアリズムを感じさせるものでした。
火休館。写実絵画にご興味のある方は是非おでかけください。参加8名。
紫陽花が色づき始めた水無月の小雨がぱらつく中、15名が参加しました。
最初に同館ならびに同館が所属する三菱経済研究所の設立経緯や事業内容について説明を受けました。
続いて同館の史料管理およびオンラインシステムについて解説を受けました。文献登録および史料管理など、図書館と同じシステムを用いていても、史料の性格の違い(EX. 一点物中心、ほぼ全てのデータは独自入力 etc.)からくる運用の違いには大変苦慮されているようです。
説明の後、同館の閉架書庫に所蔵されている経営史料、マイクロ資料などについて説明を受けながら見学を行いました。
近年多くの図書館で問題になりつつあるマイクロフィルムの保存、また東日本大震災後に明らかになった史料管理の課題など、図書館とは異なる史料館のあり方に参加者から次々と質問が飛び出しました。
見学会を受け入れて下さった史料部部長の重松様、全体のコーディネートをしていただいた史料部司書の坪根様など三菱史料館の関係者の皆様には深く御礼申し上げます。
味の素株式会社が創業70周年を記念して始めた「食の文化事業」に深く関わり、定年後も食文化に関わる文献目録および用語集をボランティアで作成し続けている太田泰弘さんを囲み、第7回の卓話会を開催しました。
ある分野の知識を集大成し、独立の学術体系とするために必要な条件として、
を挙げられました。
専門用語の翻訳・標準化など、ターミノロジーにおける国際会議の進行の難しさなど実務に即した話に、質問の絶えない活発な卓話会となりました。
参加7名。
2011年4月11日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2010年度の報告と、2011年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、河塚幸子氏、飯澤文夫氏、高山京子氏の皆様に受賞のおことばをいただきました。
寒紅梅が開き始めた如月の昼下がりに、15名が参加しました。
最初に当日開催中の80周年特別展「運慶-中世密教と鎌倉幕府-」を見学しました。国宝 大日如来坐像や重文 毘沙門天立像など数少ない国内の運慶作品が集められ、奈良仏師・慶派の特徴である玉眼が生むリアルな眼力や写実的で力強い造形など、その見事さに圧倒されました。
見学に続いて同館の図書閲覧室に移動し、同館司書の臼井様から閉架書庫に所蔵されている金沢文庫に関するマイクロ写真、古文書、古書聖教類などについて説明を受け、参加者から次々と質問が飛び出しました。
見学後は、同館に隣接する称名寺の境内を散策しました。同寺は、鎌倉文化の中心とも言える名刹であり、その見事な浄土式庭園に、しばし都会の喧騒を忘れました。
裏手の金沢山も片道30分のミニハイキングコースになっていたり、仁王門、金剛力士像など他にも見所が多く、こちらも別の機会にぜひ訪れたいものです。
見学会を受け入れて下さった学芸課長の西岡様はじめ、神奈川県立金沢文庫の関係者の皆様には深く御礼申し上げます。
堀直格〔ほり・なおただ〕(信濃須坂藩 第11代藩主)の事歴・著編、特に『扶桑名画伝』と彼の主宰した花迺家文庫の研究、並びに墓参や故地・石碑探訪を続けている恵光院白さんを囲み、第6回の卓話会を開催しました。
堀直格は、幕末明治という近代化直前の激動の時代、我が国における文化遺産の構築に邁進した文人であり、塙保己一の和学講談所との結びつきも想定される人物です。
堀直格の紹介とその著編、花迺家文庫の活動、同文庫の目録2種の入力作業にともなう苦労など、様々なお話を伺うことができました。
参加13名。
歩くことにこだわり、『塩の道ウオーク』『九州一周浪漫ウオーク』などを上梓されている井上如さんを囲み、第5回の卓話会を開催しました。
井上さんは日本ウオーキング協会などあちこちの催しに参加されており、すでに日本全国歩いた距離は数千キロに及ぶそうです。
当日は長年にわたって克明に記録しているその体験をご紹介いただくとともに、様々な知識人の言葉を交えながら、単なる趣味に留まらない「ウオーキング」の魅力についてお話を伺えることができました。
歩くことの意味について、様々な考察を加えながら語る当意即妙の井上さんの話し振りに、質問の絶えない活発な卓話会となりました。
参加17名。
2010年4月14日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2009年度の報告と、2010年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、受賞の木原祐輔氏、吉村敬子氏、神奈川県立川崎図書館(中村英二館長)の3人に受賞のおことばをいただきました。
如月の寒風にもめげず、当日参加も含めて17名が参加しました。
紹介ビデオを拝見しながら解説を受けた後、情報サービス課長 大塚様と産業情報課長 佐賀原様のご案内で、館内見学を行いました。
社史コレクション、外国語科学技術雑誌デポジットライブラリー、ビジネス情報クイックコーナー……。それぞれ個性を放ちながら、 一体化したサービスとして提供されている現場を拝見し、同図書館がビジネス支援図書館の先駆として評価されてきたことに納得しました。
宣伝になってしまいますが、弊社3月刊行の『日本の創業者』は同図書館で所蔵されている社史コレクションなくしては できませんでした。これは資料が一般に開かれている公共図書館ならではであり、専門的な資料群を公共が担う意味について考えさせられました。
見学会を受け入れて下さった南山館長をはじめとする神奈川県立川崎図書館の関係者の皆様には深く御礼申し上げます。
2009年7月に刊行した「人物書誌大系:40 今日出海」の編者、今まど子さんを囲み、第4回の卓話会を開催しました。
同書は、直木賞作家、評論家、初代文化庁長官、初代国際交流基金理事長など様々な横顔を持ち、昭和を代表する多才な文人 として知られる今日出海〔こん・ひでみ〕(1903~1984)についてまとめた人物書誌です。
氏の長女でもある編者から語られる、日出海さんのエピソード、また仕事を整理する作業を通して見えた書誌的課題など、様々なお話を伺うことができました。
参加24名。当日配布資料はこちら。
以前から強い要望があった「国文学研究資料館」見学会が実現し、13名の参加者がありました。
最初に当日開催中の特別展「江戸の読み物-読本・実録・人情本-」について、同展を企画された大高教授に案内を受けながら、国文学 研究資料館の原典資料類をはじめ、八戸市立図書館その他の所蔵機関の所蔵する質の高い版本・写本などの展示品について見学を行いました。詳細な解説と見事な資料を拝見し、近世の読本文化の豊かさに感銘を受けました。
続いて同館の閉架書庫に所蔵されているマイクロ資料、和古書、史料などについて説明を受け、参加者から次々と質問が飛び出しました。 扉を何度も開けながら、厳重な湿度管理がされた書庫に入っていくのは、某番組の“お宝拝見”のようで久しぶりに興奮する体験でした。
所蔵見学後は、同館を含めた人間文化研究機構のデジタル化に関わっている古瀬教授から資料のデジタル化やデータベースなどについて解説を受け、最後の質疑応答を行いました。
見学会を受け入れて下さった企画広報係の片岡様はじめ、国文学研究資料館の関係者の皆様には深く御礼申し上げます。
専門図書館協議会事務局長の名越正信氏をお招きし、ワンパーソンライブラリーの問題、企業資料室の課題、地方議会図書館の連携、専門図書館間の連携など、今後の課題を含めてお話を伺いました。
参加13名。
2009年4月14日、日本教育会館にて、総会・表彰式・懇親会を執り行ないました。総会では2008年度の報告と、2009年度の計画を討議しました。続いて行われた図書館サポートフォーラム賞表彰式では、受賞の藤野幸雄氏、木部徹氏、大森一彦氏、そして特別受賞の末吉哲郎氏の4人に受賞のおことばをいただきました。分野は異なりますが、それぞれユニークで社会的に意義のある図書館を支える皆さんの活動に、改めて図書館について考えるよい機会となりました。
懇親会では、ご推薦の方々からのスピーチに、予想だにしないドラえもん電報(!?)なども加わり、驚きと笑顔の絶えないにぎやかな会となりました。これを機にご入会くださった方もあり、心機一転新しいサポートフォーラムの始まりです。
図書館サポートフォーラム前代表幹事の末吉哲郎さんを囲む「末吉さんに感謝する会」を神田にあるレストラン「シャン ドゥ ソレイユ」で、2009年3月6日に開催しました。
(「末吉哲郎さんへ感謝の会」冒頭挨拶)
図書館サポートフォーラム 代表幹事 山崎久道
ただいまご紹介いただきました山崎です。今日は末吉さんの会らしく(笑)大暴風雨で、疾風怒濤の中をくぐりぬけてこられたお姿にふさわしい気がいたします。冗談はともかく、今日は、図書館サポートフォーラムが主催して行う末吉さんを囲んで過ごす会です。この会は、そういう訳で、司会の戸田さん、太田さんをはじめフォーラムの幹事が総出で企画運営に当たっています。どうかよろしくお願いいたします。
今、太田さんが末吉哲郎さんをキーワードにして、ヤフーを検索した資料を配ってくださいました。これを見てもわかるように、末吉さんは、実に多方面で活躍してきておられます。そこで、私も僭越ながら、末吉さんのご業績について、少しお話しさせていただきたいと思います。
末吉さんのお仕事やご業績は、「三つのM」にまとめられると思います。最初のMは、“Management”です。末吉さんは、経団連の図書館を、重要で魅力あるスペースとして演出されました。経団連会館のワンフロアをすべて図書館にあて、明るく開放的な空間に調査資料やサービスの充実した専門図書館の模範的な経営例として高い評価を得ました。また、企業史料・文化・芸術などの団体の運営、特に団体の維持運営のためのファンディングに多大な貢献をされました。
2番目のMは、“Material”です。図書館でいえば資料や情報資源でしょうか。その中に「索引」という大事な分野があります。図書館サポートフォーラムの事務局をお引き受けいただいている日外アソシエーツもこの分野で優れた出版を続けておられるわけですが、末吉さんは、大手町の図書館のネットワークをベースに経済産業分野の雑誌記事索引である”JOINT“を企画製作し、さらに日本索引家協会の運営にも心を砕かれました。図書館の人的資源と言えば図書館員です。末吉さんは「美図連」の創設にも関与されその専務理事に就任されました。末吉さんは、このようにしてわが国の図書館員に勇気を与え、明るく仕事をしてゆくことを示唆されたのです。残念だったのは、末吉さんとご一緒に事務局長を務められた石塚英男さんが、若くして他界されたことでした。
最後のMは、“Marketplace”です。図書館の産業的な側面です。末吉さんが、1985年9月に雑誌『びぶろす』に発表された「図書館産業論」という論文を読んだ時、私はまだ、それほど現実性のあることとは思いませんでした。ところが、データベースの普及、図書館周辺サービスの勃興、インターネットの日常化、など、時代は末吉さんの予言通りに進んでいます。 私は、この末吉さんの慧眼に敬意を表しています。さらに、1986年のIFLA東京大会において、ホテルニューオータニを会場として図書館や情報サービスをテーマに大規模な展示会を企画して実現されました。これは、その後行われるようになった同種展示会の嚆矢をなすとともに、IFLAの歴史においても画期的なエキジビションであったと聞いております。
この図書館サポートフォーラムは、こうした末吉さんの思想を集大成して具体化したものだと思います。つまり、4番目のM、すなわちこれは末吉さんのManifestationなのです。私は、偉大な初代に比ぶべくもありませんが、なんとか、末吉さんのこの思想を受け継いで、図書館や図書館員を勇気づけ、図書館や情報ストックの大事さを社会に訴えて行ければと考えております。
本日は、末吉さんを囲んでなごやかにお過ごしいただければありがたいと存じます。ありがとうございました。
(事務局報告)
どしゃぶりの雨にも関わらず、ただの一人も欠席無く、改めて末吉さんの人望の厚さを感じました。山崎さん・門倉さんの演奏、ちょっと照れ交じりに、プレゼントされた海賊マークのニット帽を被っていた末吉さんの姿が印象的でした。参加36名。当日のスナップ写真アルバムはこちら。
2008年5月に刊行された同書は、サブタイトル「ヨーロッパの宮廷・騎士・農漁民・祝祭・伝統衣装」(日外アソシエーツ)とあるようにヨーロッパの中世から近代の服飾文化を紹介した好著です。書評も多く掲載され、今回、著者の平井氏に前半は本の成り立ち、後半はパワーポイントで、全財産の金貨を飾った新婚衣装や珍しい図版などを見せて頂き、西洋衣装のヴァラエティさについてお聞きしました。参加18名。
図書館の基本が溢れていました!!開館50周年を迎えた、財団法人「松竹大谷図書館」の見学会を行いました。
演劇・映画事業にたずさわってきた松竹株式会社が、収集・所蔵してきた資料の数々…台本、文献、雑誌、写真、プログラム、ポスターなどの資料35万点を収蔵する専門図書館です。飛び込み5名を含め17名が参加。めいめい6班に別れ、書庫を見学させて頂きました。
少ない図書予算でのやりくりの仕方。必要な情報提供の基本はあくまでマニュアルそしてマニアック、その上に築く電子化の問題など。華やかな芸能の裏の裏をいかに支えるか貴重なお話を伺いました。そして、開館50周年記念の図書館利用案内には「平成14年 第4回図書館サポートフォーラム賞受賞」の文字が! うれしいですね。参加17名。
土日休館。映画・演劇・歌舞伎にご興味のある方はおでかけください。
「東京藝術大学附属図書館見学会過去・現在・未来を見たい、聞きたい」というテーマで見学会をお願いしました。最初に図書館全体、特に閉架書庫に所蔵されている貴重書などを大和田係長の丁寧な説明を受け、参加者から次々と質問が飛び出していました。
また、所蔵見学後は、大和田係長から図書館資料のデジタル化は、先駆的に外部研究費を活用して構築されつつある現状と、これからどう図書館員を育成して、藝術関連資料の収集・保存・提供するのかが課題になっている点を中心にミニ講演会も図書館館長室で行いました。参加21名。
2008年4月に出版された『英国留学生の墓標 維新四藩士の志に想う』(中央公論事業出版 私家版:現在品切)について、著者を囲んでお話を伺いました。
『英国留学生の墓標』は、英国ロンドンの郊外サリー州ウォーキングにあるブルックウッド墓地で、山崎小三郎(長州藩)、有福次郎(徳山藩)、福岡守人(土佐藩)、袋久平(佐賀藩)、4名の墓が発見されたことに端を発したエッセイです。幕末から明治維新にかけて、国のため、使命を帯びて渡英した4名の青年たちは、不幸にして留学の道半ばにして英国で病に倒れ、友人によって葬られました。寄り添うようにして建てられた墓石は一世紀を経て発見され、そして偶然にも袋久平氏は著者の大叔父だったのです・・・・・・。参加15名。
【日時】2008年1月24日(木) 16:00-17:30 終了後に新年会を開催
【講師】近江哲史氏
【場所】東京都写真美術館4階・会議室
【日時】2006年10月13日(金) 15:00-17:30 終了後に懇親会を開催
【パネリスト】司会:山崎久道氏
今まど子氏、田中梓氏、末吉哲郎氏、水谷長志氏、宮部頼子氏、京藤松子氏
【場所】日本教育会館 7F703号
スナップ写真アルバムはこちら