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★ 図書館サポートフォーラム総会2024・第24回 図書館サポートフォーラム賞表彰式 日程
図書館サポートフォーラム2024年度総会と、第24回 図書館サポートフォーラム賞表彰式・懇親会(表彰者を囲む会)を下記のとおり開催致します
万障お繰り合わせの上ご出席賜りたくお願い申し上げます。詳細についてはこちらをご覧下さい。
- ○図書館サポートフォーラム総会2024・第24回 図書館サポートフォーラム賞表彰式・懇親会
- 5月1日(水)pm4:30〜8:00
★第24回 図書館サポートフォーラム賞表彰決定
ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰し、図書館活動の社会的広報に寄与することを目的に設立した本賞も第24回を迎えました。
2024年3月6日に開催された図書館サポートフォーラム賞選考会にて、ノミネートされた候補について選考を行い、その結果、石原弘子氏、礒井純充氏、眞野節雄氏のお三方の表彰を決定致しました。表彰理由は以下の通りです。
- ★図書館サポートフォーラム賞
- ○石原 弘子 氏 (多言語絵本の会 RAINBOW 代表)
- 石原弘子氏は、多言語絵本の会RAINBOWの代表として、2006年から東京都目黒区を拠点に在住外国人とともに「外国につながる子どもの母語保持」と「日本語で育つ子どもの外国語への関心拡大」を目的に掲げて、「多言語よみきかせ」や「多言語電子絵本制作」を行ってきている。障害者支援であるマルチメディア・デイジーを使用して制作された「外国語と日本語のバイリンガル電子絵本」は、バリアフリー図書の先駆である。国籍・言語を越え、子どもたち個々の母語への親しみを守り育むという例は他に見出しがたく、その功績は、まさに図書館サポートフォーラム賞にふさわしく、高く評価して表彰するものである。
- ○礒井 純充 氏 (一般社団法人まちライブラリー 代表理事)
- 礒井純充氏は、2008年大阪天満橋駅近くのビルの一室で自身の蔵書1,500冊で「まちライブラリー」を開始し、「まち」で働き、生活する人々が、「まち」を自分の目線で活き活きとさせるための塾「まち塾」と「まちライブラリー」(学びあいの場)を提唱実践する過程で、ひたすらミクロにこだわって、日本におけるパブリックなライブラリーの実態とイメージに大きな刺激を与えるとともに、その戦後日本の民主的図書館像への果敢な揺さぶりは、著書『「まちライブラリー」の研究―「個」が主役になれる社会的資本づくり』(みすず書房、2024)にまとめ、その功績は、まさに図書館サポートフォーラム賞にふさわしく、高く評価して表彰するものである。
- ○眞野 節雄 氏 (東京都立中央図書館 資料保全専門員)
- 眞野節雄氏は、1976年東京都立図書館の司書としての職務の傍ら、自主的に資料補修製本等の専門技術を自学自習され、2000年代にはJLAの資料保存委員会に参加しつつ、本務館である都立中央図書館の資料保存室での資料保存業務に専念され、その成果を『防ぐ技術・治す技術―紙資料保存マニュアル』(共著、2005)および『図書館資料の保存と修理―その基本的な考え方と手法: 眞野節雄講義録』(2023)など多くの文献にまとめられており、東日本大震災はじめ多くの災害に見舞われる中、MLAにおける、「防ぐ技術・治す技術」のたゆまぬ改良と継承の意識継続の必要性を強く示し、その功績は、まさに図書館サポートフォーラム賞にふさわしく、高く評価して表彰するものである。