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第13回図書館サポートフォーラム賞受賞者(2011/4/11授賞式)

icon 水谷長志 表彰委員長講評

河塚 幸子氏(元・ナショナル住宅産業|近畿大学非常勤講師|情報科学技術協会理事)
 大手住宅企業に34年勤務し、女性管理職としては3番目に技術情報担当課長の重責を担って社内情報管理システムを開発、普及徹底につとめ社長賞の受賞も2度に及んでいる。平成5年以降は主としてINFOSTAのサーチャーセミナー等の講師として社外活動においても新風をもたらすとともに、平成14年早期退職後は司書講習等非常勤をつとめるに加え、「市場化時代のビジネス支援図書館の経営-現状と課題」の修論をもって大阪市立大学大学院経営研究科を修了するなど、その旺盛かつ積極果敢な行動を高く評価し表彰するものである。

 受賞の言葉 


飯澤 文夫氏(元・明治大学図書館勤務|明治大学史資料センター研究調査員)
 32年間一貫して郷土史研究雑誌の目次情報を丹念に博捜して「地方史研究雑誌目次速報」を編集、1997年から年刊累積版として『地方史文献年鑑』を刊行している。考古学・民俗学・産業史・人物研究等々の広範囲にわたる地域研究の基礎的資料でありながら、ともすれば埋もれがちなこの種の雑誌を継続して発掘し刊行する氏の姿勢と努力は、極めて高く評価されるべきものであり、また「速報」と『年鑑』の出版を担った岩田書院の功績もまた多としながら、表彰するものである。

 受賞の言葉 


高山 京子氏(元・法務図書館勤務)
 法務図書館に眠る約2万点の未整理図書を同図書館最後の「生き字引」としておよそ10年の歳月をかけ、ボランタリーで一点一点の図書を吟味し目録化したことは、近代日本法制史研究にとって測りしれない功績を残すものとして高い評価を得ている。その作業にあたっては元宮内庁図書館勤務の藤井祥子氏の助力が大きかったとも伝えられている。図書館員が在職中に培った知見と技能を退職後このように形あるものとして成果を残したことは、生涯現役を願う後進に大きな夢を与えたという意味においても、評価し表彰するものである。

 受賞の言葉 


icon お祝いの言葉:松尾 浩也氏(法務省特別顧問|東京大学名誉教授)

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