昭和期の生きた話し言葉(東京|上方)のコーパス登場
SPレコード文句集 漫才編|落語編〈岡田則夫編〉
- 文句カード・SPレコード所有者:岡田則夫|データ編集:日外アソシエーツ
- SPレコード文句カードの画像データ集です。索引ファイル(Excel)が同梱されます。
- 国立国会図書館も昭和館デジタルアーカイブも網羅していない、埋もれた市井の第一次資料です。
- 日本語研究(話し言葉)、日本史研究・芸能史研究に最適な素材です。
- 研究者利用「漫才編」:税込165,000円(本体150,000円+税)
- 研究者利用「落語編」:税込165,000円(本体150,000円+税)
- 法人利用は別途、お問い合わせください。
- 音源ファイル(WAV)をご希望の場合は別途、お問い合わせください。
SPレコード文句カードについて
ラジオが普及する以前は、SPレコードが娯楽の友でした。蓄音機を通して人々は落語・漫才・浪曲などを楽しみました。
しかしながら、当時の録音・再生技術には問題があり、クリアに聞き取れない場合があったため、各レコード会社は対策として収録演目を文字化した「文句カード」をレコードに付していました。
「文句カード」は演者・演目の研究に資するテキストであり、また当時どのような言葉や言い回しが使われていたかなど、昭和期の日本語研究にも役立つデータです。残念ながら、その多くは散失し、現在、その存在さえあまり知られていません。
今回、SPレコード蒐集家の岡田則夫氏が長年にわたり個人で集めた昭和期を中心としたSPレコード文句カードを初めて集大成しました。大正期の「文句カード」に関しては『大正期SP盤レコード芸能・歌詞・ことば全記録タイトル』(倉田喜弘, 岡田則夫 監修 大空社)が刊行されています。「落語」には速記本などが存在しますが、文字化された「漫才」は非常に希少です。ぜひ、各種研究の素材として当データ集をお役立てください。
漫才のSPレコード文句カード(原本)
岡田 則夫(おかだ・のりお)
東京都文京区生まれ。大衆芸能研究家・SPレコード収集家。演芸評論家の小島貞二氏に師事。日本大学文理学部卒業。全国を歩いて収集したSP盤や演芸資料のコレクションは噺家や研究者から第一級の資料として高い評価を得ている。主著に、『大正期SP盤レコード芸能・歌詞・ことば全記録』(大空社)、『SPレコード蒐集奇談』(ミュージック・マガジン社)などがある。
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