代表幹事の山崎でございます。本日はおめでとうございます。
今回第15回を迎えることになりました図書館サポートフォーラム賞は本日ここにいらっしゃいます初代代表幹事である末吉哲郎さんが発案し、図書館サポートフォーラムの歴代役員の方々が心血を注いで支えてこられた、大変伝統のある賞と申し上げてよろしいかと思います。
この賞についてはまだあまりご存知ない方も今日の授賞式にはいらっしゃるかもしれませんが、この表彰事業には大まかに分けて三つの柱がございます。
1番目は図書館の活動というのは世の中に知られにくいものですが、知らない所で非常に研鑽を積み上げてきて、後世にようやく評価されるような活動があります。図書館というものが資料を蓄積して、今だけではなく50年後100年後の読者に対してサービスするような機関ですから、我々は同時代人として、そういった活動をいち早く発掘し、評価していくことができないものかということが柱となっています。
2番目は社会的に非常に意義のある図書館活動に対してです。これは図書館というものがどちらかというと地味な存在でして、日本ではあまり社会的に十分理解されてこなかった経緯がありますので、こういった素晴らしい図書館があり社会に貢献しているのだということを、知らしめていくことができないかということが柱となっています。
3番目は図書館の活動はいうまでもなく日本一国だけで成り立つものではなく、様々な国際的な図書館協力活動をなされてきた方がいらっしゃいます。そういった国際的な図書館協力活動をされたり、広めていった方にも顕彰したいというのが柱となっています。
こういった専門性、社会性、国際性といった3つの領域に渡って、毎年選考作業を行ってきているわけであります。
今年はお二方、一つは個人ではなく団体ですが、どちらも組織を代表して受賞された、お一人の業績ではなく何人かの仲間と活動を行ってこられたという点では共通している部分があるかと思います。そういう意味で図書館の今後のモデル、もっと言えば他の図書館員の励みとなるような賞をお送りしたいということで、今回の表彰対象とさせていただきました。
表彰内容についてはこの後表彰委員長から講評をいただくことにしまして、私の挨拶はここまでとさせていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。