Home > 第16回図書館総合展/日外アソシエーツ主催フォーラム
当日は、第一部(Webサービス編)で株式会社ヴィアックスの牧野氏、第二部(Web-OPAC編)で野田市立興風図書館の川嶋氏を講師にお迎えして、“外部情報源”を図書館サービスに活用する実際の事例を報告、解説していただきました。図書館システム担当者にとって示唆に富む内容だったせいか、ほぼ満席、大好評でした。
株式会社ヴィアックスの牧野氏は、ゆうき図書館(茨城県)で2009年在職当時、RSS・APIを活用した図書館サービス「新着雑誌記事速報」を実践されたパイオニア的な方です。現在、ヴィアックス・テクニカルサポート室で中野区立図書館の電子ブックサーチなどをヴィアックス図書館員と協力して手掛けていらっしゃいます。今回、日外アソシエーツBOOKデータをAPI経由で取得し、新刊情報としてPC端末に表示・案内する、汎用的なサイネージアプリ(電子看板)も試作していただきましたが、その開発の早いことに驚かされました。
野田市立図書館(千葉県)の川嶋氏は、JavaScriptでWeb-OPACをデコレーションする「OPAC+」や「在架なう!」など、創意工夫を凝らした新しい試みを次々と導入されています。図書館を取り巻くWebサービスの動向に明るく、アンテナを常に張り巡らされているご様子です。
参加者からは「図書館ベンダーの様々な制約の中、DIYで工夫されているのがよくわかった」との声が寄せられる一方、「システムに明るいキーマンの図書館担当者が転属になった場合、サービスを維持管理できるのか」といった現場に則した質問も上がりました。やはりシステム・ベンダーとの連携は必要になりそうです。
日外アソシエーツでは、図書館OPAC向けに「BOOKデータASPサービス」と「magazineplus目次ASPサービス」を有償APIの形で好評提供中です。“外部情報源”の一つとして図書館様にご活用いただいております。また、現在、図書関連情報(賞情報/原題情報/映画・ドラマ化情報など)をOPAC画面に参照表示させる、新しいASPサービスも企画しています。牧野氏、川嶋氏には引き続き、実証実験の形で新サービスの模索にご協力願えればと考えています。今後の動向にご期待ください。
▲牧野雄二氏 |
▲川嶋斉氏 |
演 題 | 図書館サービスを充実させるアイデア - 外部情報源を使い倒す! |
日 時 | 2014年11月6日(木) 13:00〜14:30 (90分間) |
講 師 | 牧野 雄二氏(株式会社ヴィアックス) 川嶋 斉氏(野田市立興風図書館) |
会 場 | パシフィコ横浜 第3会場(アネックスホール203) 横浜市西区みなとみらい1-1-1 http://www.pacifico.co.jp/ |
定 員 | 100名(全自由席) |
参加費 | 無料 |
以下の ボタンをクリックすると、当日のフォーラム配付資料(PDF版)が開きます。
第1部 Webサービス編(牧野氏) | (2,316KB) | |
第2部 Web-OPAC編(川嶋氏) | (8,970KB) | |
BOOKデータASPサービス | (937KB) | |
magazineplus目次ASPサービス | (877KB) |