第2回 図書館サポートフォーラム賞受賞
三多摩レファレンス探検隊事務局長 阿部 明美氏 |
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【受賞のことば】
三多摩レファレンス探検隊の事務局長を務めております、多摩市立図書館の阿部と申します。先ほどからたくさんのお褒めの言葉をいただき、さらに立派な楯もいただき大変感謝しております。どうもありがとうございました。
私ども探検隊の具体的な活動については、今日お持ちしました資料をご覧いただければと思います。会の発足のきっかけは、職員の仕事が終わったところから始まった時間外の自由な勉強会です。近隣の自治体の職員が自由に出られたというのが探検隊を持続できた大きな原動力でした。今振り返ってみれば、三多摩に1980年代に建てられた公共図書館の発展を担ったんだな、一つの地域の土台が出来てたのかな、というふうに思っています。これも先輩の方々の力があったおかげであり、そういう利点が自分たちにあったというふうに感じています。
ともかくも自治体の枠をこえてたくさんの公共図書館の職員が自主的な勉強会を、全33回になります、6年間続けてきました。今年で7年目に入ります。自分でもびっくりするくらいです。これだけ続けてこれた理由っていうのは、一つには先ほどから会の名前のことが話題になっておりますが、レファレンス探検隊というネーミングですね、ちょっと遊びの要素も取り入れました。名前を決める時に、勉強会とか研究会とかそういったものは続いた試しはないと。もっと気楽に気長に続けていけるような活動にしようよ、そういうふうな申し合わせで事務局みんなで決めました。最初は私の電話だったんですが、八王子図書館の方からはファレスト人とか道場とかそんな案も出ました。結局、若い人たちのネーミング力でレファレンス探検隊に落ち着きました。
レファレンス探検隊って何だろうと、まず皆さん思われるかと思うんですけど、いつのまにか神奈川版レファレンス探検隊とか千葉版レファレンス探検隊とか、名前を乗っ取られたような形で全国に広がっていきまして、こちらは意図してもいなかったことがおきてびっくりしました。
好きで始めた自発的な勉強会ですから、だいそれたことはあまり言えないんですけど、もしかしたら日本の公共図書館史にその名が残るんじゃないかというくらいの抱負をもっていることをお伝えして、私のお礼の挨拶にかえさせていただきたいと思います。
全員ではないのですが、私以外に5人の仲間が来ています。事務局のメンバーは、今日お渡しした資料の一番最後に全員の名前が明記してありますが、主立ったメンバーを紹介させていただきます。
都立中央図書館に勤めております斎藤文男です。当時、都立多摩図書館におりまして市町村の方とこの勉強を続けてきました。俗名俗称シェルパ・サイトウと申します。よろしくお願いします。
府中市立図書館の鳥羽和子と申します。発足当初から関わってきていますが、やはりこの勉強会は強制的に出なくちゃいけないとかってことではなくて、可能な時に参加するみたいな形で続けてきました。それがやはり大きな輪になったんだなあとも思っております。全国的に広がってきたことも、とってもうれしく思っています。ありがとうございます。
多摩市立図書館の鬼倉祥子と申します。先ほど遊びの要素と言いましたけれども、毎回レファレンス大賞というのを決めて、賞状と商品にボールペン、三多摩レファレンス探検隊大賞でしたっけ、記録大賞というちゃんと名前の入ったボールペンを受賞者に渡しています。この際ですから自慢話を言ってしまいますが、私もボールペンをもらったことがあります。そんなこともあって、毎回とても楽しく、三多摩地域の仲間とも交流が出来て、これからもずっと続けていきたいなあと思っています。こういった勉強を、勉強する姿勢を公立図書館の職員すべての人に持って欲しいというか、持たなければいけないなというふうなことも自戒を込めて思っております。ありがとうございました。
調布市立図書館の海老沢と申します。調布図書館からは、この会に参加するのは途中からです。割と自主的に何人かが参加していたんですけれども、事務局に入らせていただいたのは昨年からなので、諸先輩に並んでこういった晴れがましい席に立たせていただくのに恐縮しております。調布から代表ということで今日は来させていただきました。ほんとにありがとうございます。
府中市立図書館の安倍と申します。最初の時から事務局として参加させていただきました。仕事をしていると、なかなか職場の中で先輩からレファレンスのこととか教わる機会がなくて、こういう会で楽しく勉強させてもらったことは良かったなと思うのと、ほんとうに楽しみながらやってきたこの会がこんな素晴らしい賞をいただけたことは大変うれしく思っております。ありがとうございます。
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