カバー写真

第209回 研究者名編(2025年6月)

2025.6.13 update
キーワード 書誌表示 編著者名 『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」 発行所 発行年月 掲載頁
飯塚容 業績 - 「中央大学文学部紀要 言語・文学・文化135=304」 中央大 2025.2 p8-29
池田真朗 著書論文一覧 池田眞朗 『法学教育イノベーション : 新世代法学部を創る』 弘文堂 2024.11 p278-283
池田幸弘 業績 - 「三田学会雑誌 117.3」 慶應義塾経済学会 2025.2 p256-261
(522-527)
宇佐見耕一 業績 - 「GR : 同志社大学グローバル地域文化学会紀要 24」 同志社大 2025.3 p246-257
大久保良峻 業績目録 大久保良峻先生古稀記念論集刊行会 『天台学と諸思想 : 大久保良峻先生古稀記念論集』 法藏館 2025.1 p5-16f
大平宏竜 著書論文等目録 三先生頌寿記念論文集刊行会 『法華仏教の潮流 : 教えと学びの道しるべ : 苅谷定彦 小西日遶 大平宏龍 三先生頌寿記念論文集』 法藏館 2024.9 p37-45f
岡本仁宏 業績 - 「法と政治 75.2」 関西学院大 2024.8 p5-11
(405-411)
甲斐克則 著作目録 只木誠* 『甲斐克則先生古稀祝賀論文集 下 医事法学の新たな挑戦』 成文堂 2024.10 p755-790
嘉治佐保子 業績 - 「三田学会雑誌 117.3」 慶應義塾経済学会 2025.2 p268-269
(534-535)
苅谷定彦 著書論文目録 三先生頌寿記念論文集刊行会 『法華仏教の潮流 : 教えと学びの道しるべ : 苅谷定彦 小西日遶 大平宏龍 三先生頌寿記念論文集』 法藏館 2024.9 p10-18f
川合康三 著作目録 川合康三先生喜寿記念論集刊行会 『<中国の詩学>を超えて : 川合康三先生喜寿記念論集』 研文出版 2024.10 p3-10b
小磯明 業績 小磯明 『社会保障を知るためのブックガイド』 同時代社 2024.8 p378-379
児玉昌己 編著書一覧 児玉昌己 『ヨーロッパ統合とは何か : EU政治研究余滴』 芦書房 2024.9 p285-284
後藤正人 著者紹介 後藤正人 『生類憐み令事件の取調べと裁判 : 道中奉行・大目付の捨て馬吟味を中心に』 文理閣 2025.1 p182-183
小西日遶 著書論文等目録 三先生頌寿記念論文集刊行会 『法華仏教の潮流 : 教えと学びの道しるべ : 苅谷定彦 小西日遶 大平宏龍 三先生頌寿記念論文集』 法藏館 2024.9 p26-31f
小林善帆 典拠論文著書* 小林善帆 『いけ花の歴史』 吉川弘文館 2025.3 p233-236
坂田宏 著作目録 - 「法學 88.3」 東北大 2024.12 p215-225
(497-507)
坂田幸繁 業績 - 「經濟學論纂 65.5・6」 中央大 2025.2 p286-289
坂本忠久 著作目録 - 「法學 88.4」 東北大 2025.2 p312-314
(822-824)
桜川昌哉 業績 - 「三田学会雑誌 117.3」 慶應義塾経済学会 2025.2 p274-276
(540-542)
酒匂一郎 業績目録 重松博之* 『法の理念と現実 : 酒匂一郎先生古稀記念論文集』 成文堂 2024.9 p432-435
佐藤敬二 業績 - 「立命館法學 2024.5・6=417・418」 立命館大 2025.3 p533-542
(1949-1958)
ジェノスコG 著作 ガタリF 『機械状エロス : 日本へのまなざし』 河出書房新社 2024.12 p225-226
菅原秀一 成書 菅原秀一 『リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス : バインダー、正・負極材への適応、バイポーラーとドライ化』 S&T出版 2024.11 p303-305
田中圭子 著書・論文 田中圭子 『新作薫物の研究 : 附・中世近世薫物資料集成』 新典社 2025.2 p947-952
田中力 業績 - 「立命館経営学 63.6=366」 立命館大 2025.3 p194-195
田中道雄 著述目録 田中道雄 『安永天明俳諧の研究』 和泉書院 2024.10 p455-460
出口雅久 業績 - 「立命館法學 2024.5・6=417・418」 立命館大 2025.3 p549-568(1965-1984)
中里実 著作目録 増井良啓* 『市場・国家と法 : 中里実先生古稀祝賀論文集』 有斐閣 2024.8 p933-968
永島正康 業績 - 「立命館経営学 63.5=365」 立命館大 2025.2 p226-228
中村陽一 編著書* 志塚昌紀* 『社会デザインをひらく』 ミネルヴァ書房 2024.11 p253-256
成田十次郎 業績 成田十次郎先生追悼集刊行会 『成田十次郎先生追悼集』 不昧堂出版 2024.8 p59-82
ニーダムM (参考文献) <大沢麦> 『「自由な国家」の卓越性』 京都大学術出版会 2024.11 p201-202
西川幸治 論文・著書 - 「建築史学 83」 建築史学会 2024.9 p94-99
ハイダーホフB 業績一覧 ハイダーホフB 『ドイツ家族法・デジタルコンテンツ法の現代的課題』 中央大出版部 2025.3 p115-152
林邦夫 業績一覧 林邦夫 『スペイン中近世の国家と社会 : 多文化・多宗教の世界』 刀水書房 2024.8 p641-646
東川達三 著者 東川達三 『交渉学総論・原論・各論』 日本交渉学研究所 2024.8 p414-416
樋口浩造 業績 - 「愛知県立大学大学院国際文化研究科論集 日本文化編 25(日本文化専攻編15)」 愛知県立大 2024.8 p4-8
肥後本芳男 業績 - 「GR : 同志社大学グローバル地域文化学会紀要 24」 同志社大 2025.3 p229-239
藤江昌嗣 業績 - 「経営論集 72.2=224」 明治大 2025.2 p369-374
本秀紀 業績 - 「名古屋大学法政論集 303」 名古屋大 2024.9 p6-8
前多康男 業績 - 「三田学会雑誌 117.3」 慶應義塾経済学会 2025.2 p280-282
(546-548)
松川実 著作目録 - 「青山法学論集 66.1・2」 青山学院大 2024.9 p132-144
三木雅博 著述目録 三木雅博 『日本古典文学と中国の古伝承 : 物語形成の比較文学的考察』 勉誠社 2024.9 p315-319
水戸考道 業績 - 「法と政治 75.2」 関西学院大 2024.8 p21-47
(421-447)
三村量一 業績一覧 髙部眞規子* 『切り拓く : 知財法の未来 : 三村量一先生古稀記念論集』 日本評論社 2024.8 p1045-1047
村上陽一郎 著作リスト 柿原泰* 『村上陽一郎の<科学・技術と社会>論 : その批判的継承と発展』 新曜社 2025.3 p278-268
(10-20b)
村松岐夫 業績目録 河野康子 『戦後政治学の展開 : 機会と挑戦の50年 : 村松岐夫京都大学名誉教授オーラルヒストリー』 東洋経済新報社 2024.10 p13-29b
李廷江 業績一覧 - 「法学新報 131.11・12」 中央大 2025.3 p826-832
渡辺治 著作目録 渡辺治 『渡辺治著作集 16 運動・社会民主主義・対抗構想』 旬報社 2024.9 p831-857

凡 例

  : 他件名・書誌表示・編者略
 〈 〉 : 書誌部分編者
 p1-3b : 後付部分に書誌があって、頁付がある場合
 3pb : 後付部分に書誌があって、頁付がない場合
  : 図書単行書誌
 ks : 菊判
 46s : 四六判
 p7」 : 第7頁1頁のみのもの
 89p : 全頁
 prr : 各章末


編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって (中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

TOP