カバー写真

第217回 件名編(2026年2月)

2026.2.13 update
キーワード 書誌表示 編著者名 『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」 発行所 発行年月 掲載頁
イチョウ 引用文献 近田文弘 『イチョウの謎を解く : 一属一種の不思議な木』 技術評論社 2025.11 p194-198
医薬品 参考文献 ゆっくりドラッグストア 『知らないと後悔する市販薬の最高の選び方 : ドラッグストアがゆっくり教える』 ライフサイエンス出版 2025.11 p318-319
鵜飼 参考文献* 卯田宗平 『逃げないカワウ : 中国の鵜飼漁をめぐる謎解きフィールドワーク』 京都大学術出版会 2025.11 p235-231
宇宙論 参考文献 島袋隼士 『宇宙暗黒時代の夜明け : 21cm線電波で迫る、宇宙138億年史』 講談社 2025.11 p232-224
音楽教育 引用参考文献 井上武士 『音楽教育明治百年史 新版』 音楽之友社 2025.11 p261-262
学芸員 参考文献 高木徳郎 『博物館と学芸員の仕事 : 文化財を未来につなぐ : 学芸員をめざす人へ』 勉誠社 2025.11 p213-215
学習指導 引用文献 河野麻沙美* 『学習科学入門 : 授業づくりと授業研究に活かす』 北大路書房 2025.11 p149-159
神楽 参考文献 神崎宣武 『神楽 : 神々をもてなす伎芸』 KADOKAWA 2025.11 p279-282
家族制度 文献一覧 マセE 『家父長制以後』 法政大出版局 2025.11 p1-9b
家庭教育 参考文献 半澤久恵 『小学生の「じぶんを尊重する心」の育て方 : 親子で人間関係がラクになる「バウンダリー」入門』 実務教育出版 2025.11 p141-142
機械学習 参考文献 中村謙太 『まるごと学べる異常検知の実践知』 技術評論社 2025.11 p420-422
疑似科学 読書案内* ゴーディンMD 『疑似科学から科学をみる』 岩波書店 2025.11 p3-13b
行政法 文献 宇賀克也 『行政法概説 2 行政救済法 8版』 有斐閣 2025.11 p15-19f
強迫観念 出典 サマースケイルK 『恐怖症・偏執狂辞典 : 世にも奇妙な99の妄想の歴史』 国書刊行会 2025.11 p279-301
銀河 参考文献 スパークL* 『銀河天文学入門 下 銀河,ブラックホール,そして宇宙』 日本評論社 2025.11 p315-317
経済政策 参考文献 ウィッタカーDH 『新しい経済のつくり方 : 「人間中心」の日本型資本主義へ』 東洋経済新報社 2025.11 p43-79b
刑事裁判 参考引用文献 和仁かや 『江戸の刑事司法 : 「御仕置例類集」を読みとく』 筑摩書房 2025.11 p183-186
健康法 参考文献 小池雅美 『気分の9割は血糖値』 東洋経済新報社 2025.11 p230-231
元素 引用文献 斎藤恭一* 『地味な元素のはなし』 朝倉書店 2025.11 p113-116
昆虫 参考文献 森勇一 『ムシの考古学図鑑』 雄山閣 2025.11 p190-195
債権法 読書案内 生田敏康 『債権法入門 2版』 法律文化社 2025.11 p245-247
里山 参考文献資料 富田啓介 『一冊でまるごとわかる「里山」入門』 ベレ出版 2025.11 p185-188
児童雑誌 参考文献 野上暁 『『小学一年生』100年の現代史』 論創社 2025.11 p290-291
資本主義 参考文献 江原慶 『資本主義はなぜ限界なのか : 脱成長の経済学』 筑摩書房 2025.11 p229-232
食生活 注・参考文献 井上栄 『火山列島日本の食 : 稀有な風土がもたらす食のにぎわい』 築地書館 2025.11 p191-187
植物学 文献 日本光合成学会 『植物研究の進め方 : 原理と実験例』 朝倉書店 2025.11 p173-181
初等教育 参考文献 渡邉雅子 『納得の構造 : 思考表現スタイルの日米比較』 岩波書店 2025.11 p289-299
人事管理 知るための書籍 勅使川原真衣 『「働く」を問い直す : 誰も取り残さない組織開発』 日経BP 2025.11 p224-227
人体 参考文献 小倉加奈子 『細胞を間近で見たらすごかった : 奇跡のようなからだの仕組み』 筑摩書房 2025.11 p6-9b
神話 原典と参考文献 松村一男 『世界のはじまりの神話学』 KADOKAWA 2025.11 p157-161
数理統計学 参考図書 Poldrack,RA 『統計的思考 : 再現性の危機を超えて』 朝倉書店 2025.11 p294-298
生殖 参考文献 保谷彰彦 『植物のすごい繁殖戦略 : 花のしくみはこんなに違う!』 河出書房新社 2025.11 p221-214
(1-8b)
性犯罪 参考文献リスト 岡本かおり* 『性暴力被害と支援のQ&A : 子どもとかかわる人のために』 金剛出版 2025.11 p181-183
生命 参考文献 丹野さきら 『〈種〉の超克 : 生命の再生産とその欺瞞』 講談社 2025.11 p265-286
選挙 参考文献 遠藤晶久* 『無党派層の研究』 有斐閣 2025.11 p301-316
戦争画 参考文献 宮下規久朗 『戦争の美術史』 岩波書店 2025.11 p1-8b
租税 参考文献 諸富徹 『税の日本史』 祥伝社 2025.11 p284-275
天使 引用文献* 石田隆太 『天使の哲学 : 中世哲学入門講義』 慶應義塾大出版会 2025.11 p195-208
都市 参考文献 マティザックP 『失われた古代都市 : 歴史に刻まれた記憶』 河出書房新社 2025.11 p276-279
特許法 文献 茶園成樹 『特許法 3版』 有斐閣 2025.11 p24-25f
人間関係 参考文献 木村琢磨 『社内政治の科学 : 経営学の研究成果』 日経BP日本経済新聞出版 2025.11 p254-238
参考文献* 毛内拡 『読書する脳』 SBクリエイティブ 2025.11 p197-185
農業水利 参考文献 茂木悟 『備前堀と北武蔵の地域社会 : 利根川の変貌と用水運営、農民たちの決断』 22世紀アート 2025.11 p350-351
文学者 引用参考文献 道又力 『作家がスターだった時代 : 文春文士劇の45年』 現代書館 2025.11 p209-213
文化人類学 引用文献 大林太良 『仮面と神話』 筑摩書房 2025.11 p335-328
法曹倫理 参考文献 高中正彦 『法曹倫理 2版』 民事法研究会 2025.11 p26-28f
民間伝承 ブックガイド 島村恭則 『昔話の民俗学入門 : 民間伝承の秘密を読み解く』 創元社 2025.11 p150-151
民話 参考文献一覧 浜本隆志 『逆説の日本シンデレラ史 : ルーツをめぐる遙かな旅』 原書房 2025.11 p232-240
養子 参考文献 アルパーJ 『生みの親支援 : 子どもを養子に出した親を理解し支えるために』 明石書店 2025.11 p259-263
流行歌 参考文献リスト 澄川龍一 『アニソン大全 : 「鉄腕アトム」から「鬼滅の刃」まで』 祥伝社 2025.11 4pb

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって (中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

TOP