東京会場分科会 2012年7月20日(金)13時~13時50分
大阪会場分科会 2012年7月26日(木)13時~13時50分
紀伊國屋書店主催により、「情報リテラシーと図書館の教育研究支援」をテーマとした、データベースワークショップが7月20日東京会場、7月26日大阪会場にて行われました。データベース提供元11社が出展し、盛況のうちに幕を閉じました。
世界117ヶ国の出版・書誌情報提供データベースを網羅する『世界の出版情報調査総覧』(日本図書館協会, 2012)の著者は、本書執筆の過程で二千を超える取次、書店、図書館の各種目録へ実際にアクセスし検索を行ったところ、ほとんどの目録が基本データベースに外部情報を付加、統合、案内する機能を取り入れるなどして拡充を図っていました。
第1部では、本書の編集コンセプトと3つの要素を紹介し、本書の活用に言及します。
漠然としたテーマで本を探すツールとしてOPACを見ると、国立情報学研究所の書誌だけでは明らかに情報が不足しています。現在、国内メーカーが提供する大学図書館向けのシステムには書誌間でリンクが可能となっているものがあります。第2部では、著者が考える蔵書検索への外部情報(出版流通上の各種コード類と分類、各種ネットの情報資源、あるいは紙書籍のブックガイドなど)の利用(私案)と実際の蔵書目録への適用例を紹介します。また著者は、外部情報の利用についてメーカーとベンダー頼みにするのではなく、図書館もまた外部情報を再加工・再編集(データそのものを改変するわけではない)して提供すべきと考えています。
第3部では、国立情報学研究所の電子リソース管理(ERDB)の基本データベースの一部を構成することになった、著者作成の無料和文電子ジャーナルデータベース(日本語学術雑誌情報源ナビJJRnavi)の近況とそのデータを利用した京都大学図書館機構に対し、電子リソース活用例のインタビューを行い、その内容を公表します。
発表終了後、当分科会の主催社・日外アソシエーツから「BOOKデータASPサービス」の簡単な紹介が行われます。
分科会 | 外部情報資源の活用と探索への方策と支援―蔵書検索、電子ジャーナルへのアクセスをいかに充実させるか? |
日 時 | 2012年7月20日(金)13時~13時50分 |
講 師 | 伊藤民雄氏(実践女子学園情報センター) |
会 場 | トラストシティ カンファレンス・丸の内 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館3階 JR「東京駅」日本橋口より徒歩1分 http://www.mori-trust.co.jp/tcc-m/access.html |
定 員 | 60名(全自由席) 満員御礼 |
参 加 | 無料 |
日外アソシエーツが図書館OPACを充実させるためにご提案する「BOOKデータASPサービス」を紹介します。
日外アソシエーツでは、1986年からトーハン・日販を流通する和書を毎日採録して「BOOKデータベース」を構築しています。現在までに約132万冊(年間6万冊増)蓄積された「BOOKデータベース」の特長は、すべて書籍の現物(初版、初刷)の表紙、帯、目次、奥付、著者紹介などの該当ページから必要な情報を入力していること。
「BOOKデータASPサービス」とは、図書館OPACの基本書誌情報に、この付加価値情報(図書の内容・要旨・目次データや書影画像)を追加表示させるWebサービスです。BOOKデータ自体は弊社サーバ側でメンテナンス管理し、各メーカーの図書館OPACシステムにモジュール追加する形でリアルタイムで必要な情報をリンク表示させます。外見上、図書館OPACシステムにBOOKデータが組み込まれたように見え、違和感がありません。
本サービス導入のメリットは、OPACの基本書誌情報だけでは得られない、書籍の“概要”が手に取るように把握できること。OPACを引いた後、図書館利用者が何度も書架へ足を運ぶ時間を省くことができます。また、導入・維持コストが比較的安価に済みます。実際の大学図書館の導入事例を中心として、「BOOKデータASPサービス」の全貌をご案内します。
分科会 | 次世代OPACを活かす、目次・内容・要旨データ |
日 時 | 2012年7月26日(木)13時~13時50分 |
発 表 | 日外アソシエーツ 営業本部・星俊雄/岩本謙一 |
会 場 | ラマダホテル大阪2階 大阪市北区豊崎3-16-19 地下鉄御堂筋線「中津駅」3号出口直結 http://www.ramada-osaka.com/access/train.html |
定 員 | 60名(全自由席) |
参 加 | 無料 |
小社ブースでは、オンライン接続で実際の「BOOKデータASPサービス」導入OPAC事例をご案内しました。
東京会場 |
大阪会場 |